【番外編】いくつになっても病院がこわい①
※本日、一切ジャニーズ関係ありません。
小学校5年生の時、交通事故を目撃したのです。
まだ肌寒かった春先の朝、いつものように赤いランドセルを背負った、小学生丸出しの私は、人通りの少ない比較的大きな坂道をのぼっていました。
生まれた場所が都会だったため、車の方が人間より多い…コンクリートと鉄と人力によって美しく整備された木々に囲まれたそんな街で育ちました。
私は、ひとり歩きながら道に大量発生しているタンポポの綿毛を見つめ考えていました。
「何故、国は殺人植物をそのまま放置しているのだろうか?」
当時の私は、かなりのBAKAであったためクラスの男子から教えられた「タンポポの綿毛が耳の中に入ると耳が聞こえなくなり、いずれは耳の中から腐り死に至る」という嘘を信じていたため、タンポポの綿毛を恐怖の植物と認識していたのです。※あと「タイ焼きにはタイのすり身が練り込まれているからタイ焼きという」ってのも信じていたな…
私は植え込みを白く染めるタンポポの綿毛を避けるように、遠回りしながら道を歩きました、なんなら耳くらいは軽く押さえていたかもしれません。
その時、
目の前から自転車に乗ったブロンドを一つに結んだ20代後半ほどの白人女性が、信号のない横断歩道を私の方向に凄い勢いで向かってきました。
その刹那…
ボンっ
という音と共に、自転車を取り残して、そのひとFlyHight!!
弧を描くってあのことですよ。
私はあれ以上に、弧を描くに該当する動きを見たことがありません。
白人女性は人形のようにドタっと地面に落ち、一通り唸った後、地面に這いつくばりながら車を避けて歩道に逃げ込んできました。
私との距離は10メートルほど…
轢かれた人「うっ、うっうっ(英語)」
ちゃ「…」
私は、咄嗟のことに横を向き、助けを求めるため通りに面した住宅を見ました。
するとホウキで道を掃除していたと思われる、エプロン姿のおばさんが私の方向を見ながら、目玉をまんまるに見開きフリーズしていたのです。
事故を目撃したのでしょう。
私は子どもでしたので、近くにいる唯一の正常な状態の大人であるおばさんに助けを求めようとしました。すると…
おばさん「そこにいなさい!!(怒大声)」
ちゃ「(びくぅっ)」
おばさんはホウキを道に投げだし、駆け足で自宅へ戻って行きました。
ここで、驚くなかれ。
私が小学生の時代は、小室ファミリー全盛期ですので、誰でも携帯電話をもっている時代ではなかったのです。
大黒摩季が名曲「あなただけ見つめてる」
で発言する通り、あなたのためにポケベルもつ時代です。
そのため、すぐに救急車を呼ぶことは出来ず、おばさんは自宅に電話をかけるため戻っていったのです…
おばさんが一時帰宅してしまったため、現場には…
①私(小5)
②轢かれた人
③轢いた人
という、超主要メンバーと自分(こども)。という恐ろしい状況に…
おばさんに「そこにいなさい!!(怒大声)」と言われている手前、私は移動することも出来ず(真面目)、学校に遅刻するという考えで頭を支配されながらも事件現場へ足を進めました。
立ちすくみ混乱する轢いた人をしり目に、唸って泣いている轢かれた人の有様に嘔吐する思いで、私は勇気を持って話しかけたのです。
相手は青い目をした異国人です。
ちゃ「エクスキューズミー…」
轢かれた人は傷だらけのまま、腹部を抑えながら私に何かを訴えました「▽×●■☆○▲(痛い)」
残念ながら小5の私にはさっぱり、そのネイティブの英語が理解が出来ず、混乱していると。
先ほどの、おばさんが家の電話の「子機」を耳に当てたまま、家の外に現れたのです。→ヒーロー見参!
おばさんは、道越しに大声で叫んでいました。
家電の子機は玄関付近ならばなんとか機能しても、さすがに道を越えてまで機能しないと思ったのでしょう。
ヒーローは言いました。
無事なのか?性別は?どんな人か?様子はどうか?喋れるのか?どの辺が痛いと言っているのか?
私は、ぶっちゃけ英語がよくわからなかったので「イメージやニュアンス」で回答しました。
無事なのか?→動いていたので、たぶん無事
性別は?→髪を結んでいるので、たぶん(大柄な)女性
喋れるのか?→聞き取れないが、喋っている
どの辺が痛いか?→お腹を抑えているのでお腹だと思う、擦り傷がある、たぶん。
※小5にしては上等だろ。
その後、私は何故かわかりませんが救急車と警察が来るまで、おばさんと一緒にその場に待機しました。
時間が経過するにつれ野次馬が集結し、轢かれた人が搬送されたり、轢いた人が事情をきかれたり、おばさんに自宅に電話しなさいと言われるがままに電話をし、母が迎えに来たりしました。
小学生の体感時間としては長時間のように思われた出来ごとも、学校へ行ってみると朝礼の途中であり、サボったともいえないくらいの時間だったのです。
あれから、15年強…
今でも夢に見る。
血、泣け叫ぶ人、骨が折れてるっぽい手、救急車の音、タンカー、大騒ぎの様子、おばさんの「そこにいなさい!!(怒大声)」という声…
こわい。
私はこの出来事以来、元々大嫌いだった「血」「注射」「病院」を更に拒絶するようになったのです。
自分は出来る限り病院等にお世話にならない生活を送ろう。
そう心に誓ったのでした。
外傷を受けないために、右左を良く見て道を渡ることに心がけていますし。
運転も極力しません。というか免許は身分証明のためだけに持参しているのです。
しかし…
どんなに注意していたって無駄なんですよ。
もう、、、ばばあだから身体にガタがきまくってる~~~~!!!
私のブログの常連さんはご存じでしょうが、去年私は人間ドックでひっかかり「緑内障」になったかもしれないので、失明するかもとブログで涙の更新をした経験の持ち主(※何でもなかった)、そしてクリエ途中から引きずりに引きずりまくっていた風邪から派生した謎の止まらない咳による二次災害…
もはや、病院の待合室で「こんな薬使ってるんのよ~、ここもここも病気なのよお」「あらヤダ、私の薬の方が強力よ~」と病気自慢をする、ご老人の横に並んで「いやいや、私だって負けてませんわ」と言えるほど、大量の薬を抱えている始末。
まさか自分がね…。
厄年まであと3年くらいあるはずなんですけど、どういうこと!?
先週ですかね、セクボクリエ千秋楽の1週間前から…それはもう苦しい風邪を引いていまして。
えび座を虚ろな目で観るレベルだったのですが、気合でクリエを乗り切り、治ったかな?と思ってたんですよ。
熱などないわけですし、しかし咳が止まらない。
止まらないどころか、会議で喋れず別の人にバトンタッチするはめになるほど酷い始末だったのです。
病院は嫌ですが、あまりに咳が止まらないので早々に病院に行き、結核ではないか?喘息ではないか?風邪ではないか?とアレこれ調べてもらったのですがどれにも該当せず、結局「血」を抜かれ、アレルギー検査をしてもらうことになりました。
いろいろあるんですって、アレルギーにも。
黄砂とか、PM2.5とか、よくわかりませんが。
そんなんだったら生きにくすぎる…
結果は後日ということで咳止めをもらったのですが、一切良くならず。
それから3日間…もう発作みたいに咳が出て、腹筋は痛いわ、夜眠れないわ、周りの人に白い目で見られるわでさんざんな思いを味わいました。
そして、昨日ですよ。
「ガムシャラ夏祭り」の先行がファンクラブにお金を払っているのにも関わらず、電話予約のみという事実を聞いて怒り心頭のまま、帰りの電車に乗っていると…
耳が…痛い
ぼあ~ん。として聞こえにくいし、右耳が痛い。。。
顔を動かすと、ズキィ!
病院嫌いの自分も今すぐ入院したいレベルの痛みが、顔面を貫いたのです。
「こっ、これはヤバいかも」
その日は、仕事帰りで遅かったので、朝病院に行くことを決め「ロキソニン」を飲んでひとまず寝ました。
目覚めて絶句ですよね。
もう、右耳が全く一切聴こえないんですもんww
さすがに青ざめ、念のため。
先日、少年倶楽部で披露された「dial up」を見たんですけど、聴こえないんですよね神宮寺RAPが…
ヤバイってことで、でいきらいな病院(耳鼻科)に早朝重い足をひきづりながら向かったわけです。。。
まだ書いてないけど、
つづく。