弟「ちゃみんちゃんは、ジャニーズにハマったから無理」【無限の彼方へさあ行こう】
祖母が入院したんです。
今は元気ハツラツ健康無事なのですが、、お見舞いでもと病院に行ったら、何年振りかに集結した親戚一同に遭遇してしまったのです。
「渋谷・原宿で○○きゅん(ジャニーズ)に遭遇☆握手してもらったあ」とかいいますけど、今回の件こそ「遭遇」ですよ。これがホントの「遭遇」。遭遇の王様です。
もう、右から見ても左から見ても「遭遇」しましたよ。親戚に。
逃走を試みたのですが、逃げ道はどこにもありませんでした。
見事にナースステーションくらいしか無かったんです。
煮るなり、焼くなり、好きにしてください。って涙ながらに足を止めました。
ご存じの通り、私ってば「えなり・JIN赤西・もこみち・イニエスタ世代」っていうある意味黄金期に生を受けておりまして。
そろそろ『30歳』の大台に乗っかるところなんですよ。
大台に乗っかるどころか、片足乗せてるんですよ。
片足どころか、ぶっちゃけると20代に残っているのは生え際から上だけ…くらいの危うさなんです。
「昼顔」でいったら、性別不明の校長先生の存在の意味。くらいの危うさなんです。
もうね、噂には聞いていましたけど、マジなんかって今身を持って感じています。
親戚こぇeeeeeeeeeeeeeeeeeee
年を重ねるごとに親戚や昔からの友人へ向く足が遠のき、下手したらコサック交じりで「海外逃亡しちゃう?」「ロシア行っちゃう?」みたいな感じで完全に寒い方へ寒い方へ向いていくのです。
ジャニーズ事務所の人たちはアラサーだろうと若々しく、ハツラツとした赤や黄色などの衣装を身に纏い、当たり前のように半ズボンを履いているので、見てるこっちも麻痺しちゃいますけど、一般の30歳とか普通に…
「禿げ」てっからな。
もう全力で。
全力で前髪のっけてるから。
水に濡れたら「毛」なのか?「蜃気楼」なのか判別が難しい状態になるから。
会社のPCのWEB画面でヤフー!の脇に表示される広告が「育毛」関連のヤツばっかになってるから。どんなにカッコつけてても、そんな感じだから。
禿げてる上に、男30歳ともなると、とうとう別の領域に達する頃ですからね。
女性にはありませんが、男性は童貞のまま30歳越えると「魔法使いになる」とかいう愛らしい都市伝説もありますから。今はやりの中年童貞ってやつですよ。
10代20代とは全く別のフィールドに昇華してしまいますからね。
そんな節目の年齢「30」に差し掛かろうとしているんですよ。
結局、逃走を試みはしたものの、あっけなく言葉の応酬に敗れ去った私は、形式に沿ったにこやかな挨拶を行い、早々にその場を終わらせ同世代のいとこ集団からの離脱を画策したのです。
「久々だから近況でも…」とトークを長期化させようとする叔父やいとこ、いとこの嫁子供にも「別にあたしゃ普通だよ、真面目に働いてるよ」と、
\\あのさ…察してくれないかな!?帰りたいの、今すぐに!!//という表情で訴えたのですが、数年ぶりなんだから!と誰一人理解はしてくれないのでした。
恐れていた「30でしょ?ヤバいね」「いつ結婚するの(というかできるの?)」という話には結構あっさりとサックリ…と突入し、デリカシーのないいとこの子供(推定5歳)に「妖怪ウォッチ」とかいうよくわからない何かを自慢されながら、「ああ、そうですか、素晴らしいウォッチですね。よく知りませんが」と形ばかりのやり取りを決め込みながら、肩身の狭い思いをしていたのです。
「俺は昔、甲子園に出たことのある学校にいた」とか「昔は美人だったの」と言い張るご老人と同じく、
「私だって、ちょっと前まで2PM(韓国のアイドル)も真っ青レベルの手当たりしだい(自慢にならない)の野獣系だったんだからな(※最低の過去)妖怪ウォッチなんて全種類再起不能にしちゃうぞ」と言いたい口を震わせながら、甘んじて「妖怪ウォッチ」の何かによる攻撃に甘んじていたのですが、
こんな時…。やっぱり信頼できるのは強い血のつながりを持つ、姉弟なんですよね。
来ると思ってた、助け舟。
2つ年下で、若くして結婚して美人の嫁を持つ「リア充」私の元祖・手下の弟よ!!
この一連のトークの流れを止め、「妖怪ウォッチ」どもをコテンパンにしてくれ。
弟「ちゃみんちゃんには無理だよ、ジャニーズにハマってるから」
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弟「金遣いも荒いし、14歳くらいの子供が好きだから」
私「・・・(岩橋くんは17歳だ)」
思えば、私は後天的ジャニヲタでして。
連れ添った彼氏と別れた数日後のヒマ期間にザッピングしていたテレビに映った「SexyZone」の発光する姿と手に持った赤いバラに吸い込まれるようにジャニーズの世界に足を踏み入れ、のめり込み今に至るのです。
そのため、久々に正月実家に帰省した弟を待ち受けていたのは『ヲタクと化した姉』であり、彼は私の変化を心の底から嘆き悲しんでいたのです。
あの苦笑い一生忘れない。
そして、静まり返った親戚一同の顔も忘れないよ。あの場(病院の駐車場)で言うことあったかな?
あの土下座とツイッター炎上させるで有名なジャニヲタ?
14歳って、大丈夫なの?
好きなのは嵐の櫻井くんでしょ?ねぇそうだと言って。
団扇とか持つの?
・・・
・・・
魔法の言葉かと思いましたよ。
いや、タメのいとこが2人(いずれも男)いるんですけど、1人は結婚していて1人はしていないので、実はしていない方がそうは見えなかったけれど「魔法使い」になっていて、同じ独身のいとこしかも一応女である私を助けるべく、チロリンと「ジャニヲタ」って言葉に魔法をかけたのかな?
まさかして、魔法かけてくれちゃったのかな?『ジャニヲタ』っていう単語に、「触れてはいけない領域なので、これ以上は聞いてはいけない」みたいな魔法…かけた??
悲しいことに、あの有名な戦士(ジャニヲタ)ならば仕方ないね。という諦めなのか、はたまた一族の中にとてつもない『妖怪ウォッチ』の激強キャラが隠れていたことに対するリスペクトの気持ちかもしれませんが、多くを突っ込まれず、それ以上誰一人「結婚しなよ」みたいな話をしないまま和やかな雰囲気で「遭遇」の件は終了したのでした。
恐るべき威力だね。
結婚願望がまるでない上に、子供がそんなに得意でないので、特に思ったことなかったけれど…
流石に最近、ひしひしと感じています。
2PMやってないで(最近はやってないが)、できるうちにした方がいいかもしれん。
さもなくば、親戚っていう妖怪ウォッチの総攻撃を受け相当のダメージを負い、「ジャニヲタ」といういいわけで全てを「ならば仕方なし」と言われてしまうかもしれませんよ。
帰宅の途中…世俗から隔離されたようにテレビを見ていない弟は親戚の『絶句』を思い出し、「ジャニーズの事、言っちゃだめだった?ごめん(そんなに世間からヤバい存在と思われてること知らなかったんだ。ただちょっと金使いすぎだから家庭を持つのは難しいって言いたかっただけなんだよ、昔に戻ってほしかったんだ)」と謝ってきました。
「今更遅い」と言い放ち、幼き日のように一発なんらかの形で報復しようと思いましたが止めました。一応大人なので。
恋愛のようなもので、泥沼のようにハマってしまった深みからは簡単には脱出できなそうなため、弟の『心配』と親戚の『絶句』をありがたくSexyZoneファーストコンサートの黄色いバックに詰め込み。
消息不明の岩橋くんの現場を探しながら彷徨い続けたいと思っています。※じぐいわ仕事はよ
また、5年後合おう。妖怪ウォッチたちよ。※親戚から5年、逃げる予定の私
その時は、ジャニヲタ辞めてるかもしれない。(し、辞めてないかもしれない)
そして弟は言いましたよね。
「言ってなかったけど、二人目できたから。ちゃみんちゃんも早く幸せになってくれよ」ってな☆
あっそ!!
心配してくれてありがとな!お幸せに(怒)!!
※岩橋くんとその周辺があまりにお仕事不明のため、こんなネタ記事になってしまいました。ごめんあそばせw
そして、私「妖怪ウォッチ」って名前しか知らないのに適当に書いてますから。みればわかるでしょうが、、、
※ていうか、いま気づいて赤面してますが妖怪を怪獣って書いたり混乱している文章だったのでしれっと修正しました。
それくらい知らないってことです\(^o^)/