マリウスとSexyZone
マリウスの言葉に嘘はなく、
ストレートで、完結で、凄く文学的で、頭の良さが伝わってきて、今までセクゾンには沢山の危機的状況がつきまとってきたけれど、
マリウスのインタビューやファンへの助言ともとれる名言を確認する度に「大丈夫だな」と不安定だった気持ちが落ち着く…そんな不思議な力がマリウスの言葉にはある気がします。
あまりに正直な言葉なのでKYと言われたり、本人にとっては真面目な発言でも笑いに転換されてしまうこともあるけれど。
どれだけ救われてきたことか。
メンバーもファンも、
周りにいる人みんなが。
さいたまスーパーアリーナで行われたコンサートに行きました。
私はJr.の岩橋担で、クリエのセクボが好きだから、大量投下される岩橋くんたちの動向にばかり気をとられていたのだけれど、
今になってじわじわきているよ。
今回のコンサートを「Jr.」目線で見ると、楽しいとか、沢山出てくれて嬉しい、行方不明だった子の行方がわかって安心した、という気持ちがあるけれど。
どう考えても。
「SexyZone」のコンサートではなかったよね。
まっつーもマリウスも一生懸命でキラキラ輝いていたし、ボ松も全力でとても素敵だったけれど。
率直に、たまアリでの3公演が、
SexyZoneという5人グループのエンディングなのだとしたら「最低だな」としか言えない。
あまりにもあやふやな結末で、今まで積み重ねてきたものはなんだったんだろうかと悲しくなりました。
そんな不満とやり場のない思いで一杯になっている最中、マリウスが受けたインタビューを記事を読みました。
是非、実際に読んでいただきたいのですが、要約すると。
・健人くん、風磨くん、勝利くんに出会えてよかった
・聡ちゃんは隣にいる。家族もいる。
・道が二つあったとしても自分の行きたいと思う方向にいけるとはかぎらないけど、どちらに行ってもいいことも悪いこともある、それが人生だってわかった。
・落ち込まずに人を幸せにするという目標に向かって、頑張っていこうと思います
こんな言葉でした。
修行僧の発言ではありませんよ。
悟りをひらいていますが、
マザーテレサの言葉でもありません、マリウス14歳の発言です。
健人くん、風磨くん、勝利くんに出会えてよかった。って、、そんな最終回みたいなこと言わないで、マリウス。
深読みはいけないけれど、ここ最近の状況とあまりにリンクしていてガックリきました。
いや。
ガックリではないかな、マリウスはきっと沢山考えて、グループが5人でなくなってしまっても、それでも前を向いて頑張ろうとしているのだと、わかってしまったことがショックなのかな。
私は今回の件に関して、あまりにも納得できず、全てを事務所の責任にしたかった。
もう頑張れない、5人でやっていきたいのに無理やり引き剥がされた、つらい、苦しい、そう誰かに発言してほしかった、そうすれば全力で悪者を絞って抗議するなり、石を投げるなり、反論できる。真相がわからないなりに闘うことができるから。
でも、私の考えよりもマリウスはずっと大人で達観していました。
どうしても、デビュー当時の元の状態に戻ってほしいと思っていたけれど、知りたくなかったけれど、マリウスは「壊れたものは完全に元には戻らない」ってこと、理解してしまったのかな。14歳にして早すぎるけれど…
壊れたものは元には戻らない、そう理解した上で「今できること」を考えているのかもしれない。
私も「セクゾンは5人」「分裂なんて絶対に許せない」「聡マリはジュニアじゃない」「岩橋くんたちがSexyZone?ヤメテよ」そう思っていたけれど…
今年のマリウス誕生日コンサートでマリウスが読んだ手紙にあった「家族と同じくらい大切なメンバー」という言葉、あれを信じて守りたいと思っていたけれど。
たまアリのコンサートで、
誰よりも当事者である聡マリが、手抜きをするわけでもなく、いじけて自暴自棄になりダンスを放棄するわけでもなく、人のせいにするわけでもなく、誰よりも一生懸命に笑顔でパフォーマンスしていたから、それを見たから、今までと考えが変わってしまいました。
禁句だらけの異様な空気の中で、唯一とも言える「マリウスの信用できる言葉」と自分の目で見た「聡マリの一生懸命な姿」だけを信じる方が、悩んで泣いているよりもずっといいのかも。
そう言えば、
マリウスのように文学的な表現ではありませんでしたが、岩橋くんもどこかで「デビューしている人とグループを組むということが理解できなくて困惑した、でも今できることを頑張ろうと思った」というようなことを神宮寺に言っていました。
マリウスは隣には聡ちゃんがいる。
岩橋くんは神宮寺がいる。
悩みのベクトルは違えど、抗えない中でそれでもついてきてください!という強い信号ですね。お互い隣には強い味方がいるのも同じ…
到底納得できる内容ではないけれど、正解がどこにあるかわからないので、私も目の前にある状況をフラットに見て、応援するか、しないか、を決めることにするよ。
決めることにするよ、
とか言って聡マリに関しては応援するという選択肢しかないんですけどね。
これからは、きっと岩橋くんたちとの仕事も増えることだろうし。
健人くんと、風磨と、勝利も思うことは色々あると思うけれど、昨日のコンサートを見た限りどうなんだろう。
私は3人体制をグループというより、どうしても個として見てしまうから、うーん。
グループという感じはしなかったかな。
Jr.とデビューの垣根をなくして個人主義にしたいのかもしれないけど、うーん。
セクゾンがよかったのは、5人の個性が強すぎて1人だと、ぶっちゃけ胸焼けするくらい濃いキャラが、5人になると各々の周りが濃すぎて(特に健マリ)中和されるところだったのに。わかってないよね。
たまアリの花道で、マリウスが天性の王子様天使力で、いつも王子ぶってる健人くんに跪き手の甲にキスし、一瞬で女に変えた(→表現!)ところを見てないんだろうか、事務所の人は!最も濃い健人くんをふにゃふにゃにさせるのは、更に濃いマリウスだけなのにさ。
もう遅いけど。
今回の件で付いてしまった「5人組から年少組を降格し3人になり、今後は場合によって人気のジュニアで穴埋めをしていくグループ」という血迷ったようにも思える、マイナスなイメージは、そう簡単には拭えないと感じています。
何があったのか、なぜこのような展開になったのか、事実が私たちに伝えられることは今後もないのかもしれませんが、たまアリのコンサートでも感じられた奇妙な空気は、もうどんなに頑張っても昔流れていた和やかなものにはならないのかもしれないな。
なんだか、
諦め発言みたいになってしまいましたが。
マリウスの意見を読んで、たまアリの聡マリを見て、少し気持ちが落ち着いたかな。
さすがマリウスだわ。
夏祭り、頑張ろうね。
まっつー、マリウス!!
ただ贔屓目ぬきにして、公演全編通して一番よかったのは5人がステージに上がり、ジュニアが全力笑顔で踊っていた「KQJ」だったと、私は思います。
おわり